硝酸態窒素ゼロのミネラルウォーター

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三人目妊活中のまどかです。

ミネラルウォーターや水道水には、少量の硝酸態窒素しょうさんたいちっそが含まれています。

硝酸態窒素は、発がん性があり、妊娠すると赤ちゃんへの影響が大きいことで有名ですね。(胎児に酸素がいかなくなる「ブルーベビー症」があります)

市販のペットボトルのミネラルウォーターにどのくらい硝酸態窒素が入っているのか気になったので、自分で調べることにしました。

硝酸態窒素ゼロの市販のミネラルウォーター

ちょっと尺が長いんですが(20分)、動画に撮って、YOUTUBEにアップしました。

よかったら、ご覧になって下さい。

「そんな時間ないよ」って方は、カンタンな結果は以下の通りです。

硝酸態窒素ゼロ・・・クリスタルガイザー(不検出)

硝酸態窒素が最も多かった・・・ボルヴィック(2mg/L)

いずれも海外のミネラルウォーターですが、国内産はほとんど0.2~0.5mg/L 以下でした。

ペットボトルの含有量一覧

採水地 ペットボトル水の商品名 硝酸態窒素の量(mg/L)
フランス、ボルヴィック ボルヴィック ~2.0
フランス、コントレックス コントレックス ~0.5
フランス、エビアン エビアン ~0.5
山梨県北杜市白州町 いろはす ~0.5
山梨県北杜市白州町 森の水だより ~0.5
山梨県甲斐駒ヶ岳 南アルプス天然水 ~0.5
静岡県富士御殿場 キリンアルカリイオン水 ~0.2
大分県日田市 日田天領水 ~0.2
山梨県富士吉田市 アサヒおいしい水天然水 ~0.2
アメリカ、カリフォルニア クリスタルガイザー 不検出

 

硝酸態窒素・亜硝酸態窒素とは

いま、日本全土を汚染している化学物質が、硝酸態窒素や亜硝酸態窒素です。

硝酸態窒素は、植物や動物の死体、し尿などの排泄物、肥料などに含まれる窒素成分が、微生物による酸化作用を受けて化学変化したものです。

硝酸態窒素がさらにアンモニア性窒素によって化学変化したものが、亜硝酸態窒素です。

厳密にいうとちょっと違いますが、硝酸態窒素や亜硝酸窒素に関する研究について、学者や水道局の論文では硝酸態窒素を硝酸塩(硝酸ナトリウムや硝酸カリウム)と表記している場合もあります。

しかし、硝酸塩そのものはハムやソーセージなどの食肉加工品に発色剤として硝酸塩や亜硝酸塩が添加されており、特に亜硝酸塩の場合、青酸カリに匹敵する毒性の強さが知られています。

日本人の硝酸塩の一日摂取量は200~400mgで、欧米人の50~140mgと比較するとかなり多いですね。

これは、加工食品のお肉に限らず、硝酸塩を多量に含んだ野菜(ホウレンソウなど)を食べるからで、日本の胃がん死亡率が高いことの関係も示唆されています。

話を水に戻すと、日本では1982年に初めて環境庁(現環境省)が硝酸態窒素による地下水汚染の実態把握に乗り出し、全国調査を始めました。

その結果、調査対象が1360の井戸水のうち、119ヶ所で、それまで厚生省が水道法によって暫定的に基準値としていた飲料水基準の10mg/L以下(硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の合計値)を超えていたことが明らかになりました。

その後、1993年に11府県が行った調査では、調査対象井戸の4.9%で飲料水基準を超えていたことが判明。

1996年に全国396の地方自治体が行った調査でも、5.6%の井戸で基準値を超えていたことが公表されています。

1998年にWHO(世界保健機構)が動物実験を行った結果、亜硝酸態窒素による新たな健康被害として、心臓と肺の組織学的変化などが起きると世界に警告しました。

このときWHOは、「硝酸態窒素を22mg/L以上含む水道水を乳幼児に飲ませてはいけない」と厳しい警告を出していました。

WHOの動物実験では、牛などの反芻動物の場合、硝酸態窒素が亜硝酸態窒素に還元されやすいために、死亡率がきわめて高いことが明らかにされています。

日本法医学雑誌(1996年3月号)によると、亜硝酸態窒素では0.1mg/Lで4歳児が死亡している例が報告されています。

WHOの警告を受けて、日本では、1998年1月に、厚生省が慌てて亜硝酸態窒素について慢性毒性基準として0.06mg/L以下を、急性毒性として0.9mg/L以下を制定しています。

その後、同年6月に、毒性の強い亜硝酸態窒素については監視項目として0.5mg/L以下を制定。

ついで1999年2月に、硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の合計値として10mg/L以下が追加され、2004年の新水道水基準でもこの基準値が維持されています。

それを受けて全国約2000の水道事業体でも積極的に硝酸態窒素、亜硝酸態窒素への対応に乗り出しました。

しかし、関係当局の厳しい対応にも関わらず、全国の地下水や水道水源の硝酸態窒素の混入数値が高くなるおかしな現象が起きました。

環境庁の1994~96年に行った実態調査によると、全国5548ヶ所の調査地点のうち259ヶ所が当時の飲料水基準だった10mg/Lを上回っていることが判明。

とくに長野県の地下水調査では、最大66.0mg/Lもの硝酸態窒素が検出された井戸まで発見されました。

環境省が2006年12月に公表した2005年度の地下水質測定調査によると、1996年の調査で硝酸性窒素と亜硝酸性窒素の汚染が確認された1815の井戸について、そのあとに定期的な調査を行った結果、その3分の1を超える651本で環境基準を超えていることが報道されました。(東京新聞2007.1.6付)

もっとも衝撃的なのが、千葉県のケース。

2000年2月4日に「千葉市は市内413ヶ所の井戸のうち、約半数にあたる208ヶ所で水質汚濁防止法の現環境基準(10mg/L以下)を上回る硝酸態窒素と亜硝酸態窒素が検出された」と発表しました。

中には基準値の約5倍の48mg/Lも検出された井戸もあったとのこと。

この事態に驚いた千葉市では、市民の健康を守るために画期的な措置を打ち出しました。

市民の約700世帯分を対象に、18万円を限度に購入費用の90%までを補助し、浄水器設置による家庭での処理を促す対応を決定したのです。

千葉県八街市や北海道内の一部でも同じ対応が行われています。

しかし、ここで新たな問題が発生しました。

亜硝酸態窒素の最小分子の大きさは約0.00042ミクロン。

千葉市の場合も、同対応を行っている市でも、補助を受けている浄水器の機種が高性能のメンブレン浄水器と限定されているものの、この業界はベンチャー起業が多く、機種の性能もまちまち。

機種選定に対しても、行政側の細かい配慮が不可欠といえます。

いったいなぜ、行政が飲料水の基準を強化しているのに、硝酸態窒素や亜硝酸態窒素が基準値を上回る件数が増えているのでしょうか?

それは、人為的な原因だからです。

畜産農家から排出される食肉用動物のし尿や畜産排水に含まれる窒素と農薬や肥料に含まれている窒素分が生物酸化によって硝酸態窒素となって地下水に流れ込み、それが全国の地下水・河川・湖沼を汚染しているのです。

つまり畜産農家が多い地域の地下水はかなり汚染が進んでおり、それが年を追うごとに下流域に流れ出しており、政治・行政が農業に対して厳しい規制を行っていかない限り、全国の水質汚染は今後も一層深刻化する恐れがあります。

人体への影響

メトヘモグロビン血症とは、血液中のヘモグロビン(赤血球)が酸素より先に亜硝酸性窒素と結合してしまい、赤血球が酸素を運べなくなるために起きる症状を指します。

この症状に陥ると、酸欠症状のチアノーゼを引き起こし、突然死を招く。

欧米ではこのメトヘモグロビン血症を「ブルーベビー症」と呼ばれています。

赤ちゃんに集中する

実例)

1948~64年-欧州・・・約1000人がメトヘモグロビン血症を発症、うち80人が死亡。

1964年~-欧州・北米・・・約2000件が乳児によるメトヘモグロビン血症を発症、うち160人が死亡。

なぜ被害が乳幼児に集中するのでしょうか?

それは、乳幼児のヘモグロビンは、胎児性ヘモグロビンが約80%と多くを占めており、成人のヘモグロビンに比べて酸化を受けやすく、さらに酸化されてしまったメトヘモグロビンをヘモグロビンに還元する酵素を作る能力がないためです。

硝酸態窒素は体内で食べ物中のたんぱく質に含まれているアミノ酸と結合し、強力な発がん性であるN-ノトロソ化合物などのニトロソアミンを作り出すことがわかってきました。

欧米では戦後一時期、多数の乳幼児がメトヘモグロビン血症で死亡していたことから、硝酸態窒素や亜硝酸態窒素の怖さだけはまざまざと感じられます。

幸い、日本では硝酸態窒素による乳幼児の死亡例は報告されていません。

しかし、1996年に母親が幼児の全身に亜硝酸態窒素を含む軟膏を塗った結果、その幼児がメトヘモグロビン血症を引き起こし、3時間後に酸欠で死亡したことが「日本法医学雑誌(96年3月号)」で報告されています。

また、死亡には至りませんが、井戸水が原因で高濃度のメトヘモグロビン血症を呈した一歳児「小児科臨床(90年10月号)」の例が1件報告されています。

母親が粉ミルクを溶かすために自宅の井戸水を使ったものに硝酸態窒素が36.2mg/Lと異常に濃度が高かったということです。

水道水に関係したメトヘモグロビン血症(ブルベビー症)による乳幼児死亡例はないとされているものの、現実には「農業統計によれば、少なくとも毎年数十頭以上の牛がメトヘモグロビン血症で死んでいる(朝日新聞 03年10月28日付)」ので、乳幼児の死亡者が出る危険性は高いと考えられます。

胃の中で変化する

以前は、硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の影響は乳幼児だけ集中しているものと考えられていました。

しかし近年、成人に対しても発がん性を持つとする疫学的研究結果が相次いで公表されました。

例)

1987年イギリス・・・人口36000人の小都市を調査した結果、飲料水中の硝酸態窒素濃度が平均で約20mg/Lと高く、胃がん・食道がん・肝臓がんの発症率と死亡率が通常の1.25倍高かったと発表

アメリカコロラド保健科学センター・・・コロラド州内18歳未満の小児1290人を調査したところ、飲料水中の硝酸態窒素が濃い場合、インスリン依存型糖尿病の罹患率が高くなったと発表

1996年アメリカ毒物コントロールセンター・・・高濃度の硝酸態窒素が混入した井戸水を飲んだ妊婦が流産したケースが3件報告される

煮沸や燃焼でも消えない

困ったことに、窒素は煮沸しても消えません。

野菜やお肉や飲料水などに含まれる窒素はそのまますべて人体に吸収されるし、自然界に放出された窒素は酸性雨の原因を作る一方、地下水に混入して硝酸態窒素や亜硝酸窒素の生成物質となります。

さらにそれが発がん性物質を生成する硝酸塩となります。

六甲のおいしい水

2007年の調べで硝酸態窒素が多かった六甲のおいしい水

2019年2月より加熱殺菌に変更されたようですが…

加熱殺菌では硝酸態窒素は消えません。

ナチュラルミネラルウォーターの場合は、濾過性の高い石を通過した商品に硝酸態窒素ゼロのものがあります。(例:クリスタルガイザー、リセットタイム、金城の華)

水道水から硝酸態窒素を除去するには、0.00042ミクロンよりも小さい穴(フィルター)を通した浄水器が必要になってきます。

フィルターの種類と最小孔の大きさ

活性炭の細孔・・・0.4ミクロン

中空糸の細孔・・・0.001ミクロン

ROメンブレンの細孔・・・0.0001ミクロン

ROメンブレンと呼ばれる逆浸透膜フィルターが唯一、硝酸態窒素や亜硝酸態窒素を除去することが可能です。

先進国の中ではもっとも合理的な社会整備が進んでいるシンガポールでは、飲料水対策として産業排水・生活排水をすべて安全な水に変え、再利用する環境浄水システムを導入しています。

そのために、大型の日本製メンブレン浄水システムを導入し、他の先進諸国に先駆けて水サイクルの確立を進めています。

一方、先進国では21世紀の水覇権に勝利を目指すフランスが、パリ市民のうち65万人に安全な水を供給するため、1999年10月にパリ郊外に完成させたメリー・ソ・ワーズ浄水場(一日の浄水量14万トン)もメンブレン方式の浄水器です。

日本でもメンブレン式がもっとも安全な浄水器とされ、イラク派遣での飲料用やパキスタン地震で寄贈したのもメンブレン浄水器でした。

この点で、逆浸透膜メンブレン浄水器は日本政府が唯一公認する浄水器と言っても過言ではないでしょう。

関連記事:逆浸透膜ROメンブレンフィルターの浄水器を使用した感想はこちら

>>ウォータースタンドを使用した口コミ

 

参考文献:山尾準「病気にならない水の飲み方」、WHO「飲料水ガイドライン2003」、「聖マリアンナ大学雑誌」、「日本法医学雑誌(96年3月号)」、「小児科臨床(90年10月号)」

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